人生は(マイナス)指向?

毎週楽しみにしている、朝日新聞朝刊土曜版「be」。


今週号(11/5)の表紙に「富士宮焼きそば」の事が出ていたので、 あれ!と興味を惹かれた。 続いてページをめくっていくと、私好みの記事が3つも出ていた。


失敗論に興味 →→ 「再読・企業の失敗に学ぶ」  失敗の分析なんて後講釈に過ぎないのかもしれません。  でも、存在するものはすべて「合理的」であるとすれば、  歴史の波に消えていった企業の「不合理さ」を知ることは、  今に働く人たちにも得るところがあるはずです。 推薦図書  「大失敗」 ジャック・トラウト著(ダイヤモンド社)  「名経営者が、なぜ失敗するのか?」 シドニーフィンケルシュタイン(日経BP社)  「鼠」 城山三郎著(文春文庫)  「なぜGMは転落したのか」 ロジャー・ローウェンスタイン著(日経新聞出版社) 面白そうな本ばかり。でも何故か著者は欧米系。失敗も理屈でカタがつくんですね。


諦めなければ夢はかなう? →→ be between 読者とつくる  はい 54%  いいえ 46% 「諦めずに努力すれば、夢は必ずいつかかなう。」 偉業をなした人たちがよく口にするメッセージです。 これを聞くと、「必死に努力すればどんな夢でも手が届く」とうなずく自分と、 「しょせん成功者が言うだけ、凡人は違う」とささやく自分がたたかって、 どちらも譲りません。みなさんはどうでしょう。 読む前は「いいえ」に傾いていたけれど、 「諦めれば、かなうなずの夢もかなわない」 「諦めない姿勢が成功招く」 「理想論だが真実を含む」 などのコメントを見て、私も「はい」に一票をあげました。 死ぬまでかなうことを「夢」みて、暮らしていきたい。


「感じが悪い」と指摘され →→ 悩みのるつぼ   回答者(社会学者)上野千鶴子 相談 最近感じが悪いと母親から指摘された女子大学生。 もともと細かいことは気にせず、さっぱりした性格だんたのが、 最近は理屈っぽく、反論ばかりしていて、親と対立する。 「感じがいい」「利他愛に富んだ」精神を持つにはどうしたらいいか。 回答 あなたは「物事を深く考え」「分析する癖」があり、 「異論」があれば「反論してしまう」。 あなたは(私と同じように性格は悪くなりますが)社会学向きです。 「細かいことは気に」したほうが緻密な理論ができますし、 ねばりづよくひとつの主題をおいかけるこだわりやしつこさも必要です。 ・・・・・・・ 「感じが良い」人になること? だれからみて「感じが良い」と思われたいの? 「感じが良い」のはキャラの問題ではなく、人と人との関係の問題にすぎない。  あなたの言っている「利他愛」は八方美人的「自己愛」でしょう。 ・・・・・・・ 周囲から変人扱いされ、嫌われたり不利益をこうむったりしながらも屈せずに、 原発の危険を唱えつづけた人たちの行為を、利他愛と呼ぶのです。 「希望」と「絶望」はコインの裏表。 「プラス指向」も「マイナス指向」も自分の心の裏表。 人間万事塞翁が馬 (じんせいばんさいごうがうま) 今朝の「be」の3つの記事を読んで、なんかハッピーな気分になりました。