facebookページはプラットフォームになりうるか?

最近、商用に利用されるfacebookページがタイムライン化された。 より、アピール度を高くする工夫がなされているそうだ。 また、管理者のサイトにはパネルが設置され、閲覧側の動向が分かる。


利用しやすいかどうかはともかく、益々進化するfacebookを見ていると、 自分側のアプリで操作しなければならないHPなどは、もどかしく思えてならない。 小池良次著「クラウドの未来」(講談社現代新書) を読むと、遅かれ早かれネット上のアプリが幅を利かす。 クラウドの流れに巻き込まれることが示唆されている。


さて、新しくなったfacebookページを体験して思ったことがある。 商用ページとして利用するにしても、 例えば指物吉蔵」という総合的ものだけでなく、 もっと専門化したサイトが複数出来るのではないか。 つまり、我が社の活動なり、商品なりをカテゴライズして、 それぞれ専門的な情報をアップしていく。 例えば、さまざまな厨子についての情報を集めた厨子ギャラリー」のサイト。 例えば、自社の指物仕事を、伝統技術に絡ませて紹介する指物ア・ラ・カルト」 さらに、幻の家具材となっている銘木島桑について知っていること「島桑の魅力」など。 我が社が日常的に関わっている事柄を、ひとつひとつ整理、分析していく。 さらにそれをコンテンツとしてまとめ上げていく作業。 そうすることで指物吉蔵」の大きなバックアップとなっていくのではないか。 消えていく技術や伝統の情報は、経験を持った人間が伝えていくしかない。 コアな情報を、出来るだけ自分のサイトに蓄積していく。 それが巡り巡って、会社に利益をもたらすのではないかという期待も込めて。 facebookページを使って「木工芸」のプラットフォームが出来たら・・・。 この年になって高山に登るような話だが、 夢に向かって一歩づつチャレンジしていきたい。