獺祭(だっさい)/飲めないオヤジも旨さに仰天!

妻と娘があの、「MARKIS静岡」へ行ってきたらしい。 もちろん、私は七間町で逢いましょう世代なので、そんな所へはいきませんよ。 ところが、そこへ行って、私のような野暮人間には不相応の、 セレブな飲み物を買ってきてくれたんです。 ボーナスもらってからと言った、娘の、父の日プレゼント。

大吟醸「獺祭(だっさい)」 (山口県岩国市 旭酒造株式会社)
なんでもその道の人では、知らない人はいないらしい。 もちろん私は門外だから、初めて聞く。 いや、妻の話では、お酒に疎い私たちに 時々酒のウンチクを聞かせてくれる家具ショップの旦那が、 「今度MARKISに、静岡でそこでしか買えない酒の店が出来るんですよ。」 と教えてくれたのが、この酒のことらしい。 純米大吟醸 磨き二割三分 獺祭 酔うための 売るための酒でなく 味わうための酒を求めて ・・・から始まる、素晴らしきプレゼンテーション。 外国のVIPからの注文があった「正月搾り」のこと。 日本酒が世界的評価を受けたモンドセレクション金賞受賞のはなし。 それから二割三分の物語が、こと細かに語られていく。 「よいお酒は飲んだらパッとわかるんですよ。  通で無ければ理解できない酒なんてないんですよ。」 「このお酒は最初それほどでもなかったけれど、  二口三口飲むうちに段々美味しさがわかってくる。」 有名人のべたぼめ。そして最後に、 どうかゆっくり飲んでください。 ゆっくり楽しんでください。 獺祭磨き二割三分は様々な表情と魅力を 貴方に見せてくれることと思います。 (獺祭酒蔵主人拝)

たしかに・・・・ 母も妻も娘も、そしてわたしも。 至福の時間を過ごしたことは間違いありません。 舌の上を玉がころがるように、 のどの細胞をゆっくりと目覚めさせ、 胸の辺りに仄かなあかりを灯してくれるような・・・。