川柳を楽しむ

昨年の夏頃からZOOMで川柳を楽しんでいます。

シニアサークル「団塊創業塾」のメンバーが

コロナで集会所に集まることが難しくなった結果、

有志がオンラインを立ち上げそこで色々な行事を行っています。

 その一つが「川柳会」。

たまたま会員に川柳の得意な人がおり、

その人の指導で初心者の私でも川柳を楽しめるようになりました。

月一度、決まったお題の川柳三題、各自自由なテーマの川柳(自由吟)三題

を皆で発表し合い、指導者が寸評してくれます。

 

さて、今月のお題は「歩く」。

私はこんな川柳を作ってみました。

  車椅子 今朝も散歩の 脚となり

割と無理なく素直に出来たなと思っていたら、

ありがたくも💮(はなまる)を頂きました。

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もう一つの自由吟の方は

  胸はだけ 青葉の海で 溺れたい

今の季節のむせかえるような緑の中に入った時の

自然と同化してしまいたい気持ちを詠みたいと思いました。

最初は「ひかり浴び 緑の海に 染まりたい」でしたが、どうも物足りない。

そこで、熟慮して(ひねくり回して?)最終の句になりました。

さて、先生の寸評なんですが、実に面白かった。

 「はだけるとか溺れたいとかいう表現が「淫」の匂いがする。

  〇〇さん(私のこと)若い!」

褒められているのか戒められているのかわかりませんが、

とにかく抱く印象は人それぞれなんですね。

 

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和歌や俳句を鑑賞するのが大好きな自分。

今日も朝日新聞朝刊連載の詩歌の記事を楽しみました。

 「星の林に」〜ピーター・マクミランの詩歌翻遊〜

名にし負はば いざ言問わむ都鳥 我が思う人は ありやなしやと

業平にはなれない野暮なお爺さんの私ですが、

せめて夢の中では色男になって遊んでみたいです。