麻生首相のお人柄
民主党の小沢一郎代表が浮上して、少々影が薄くなっていますが、
私自身、決して嫌いなタイプの人ではありません。

3月14日(土)静岡新聞夕刊の「政考政読」というコラムに、
麻生首相について、興味ある記事がありました。
「悪ぶる首相 本当は素直」
小沢代表の秘書逮捕で、鬼の首を取ったような自民党。
批判の矛先を民主党に向けたが、首相は終始「ノーコメント!」で記者をたしなめる。
子供の頃、礼儀作法を徹底的にしつけられ、「人の悪口を自分から言わない」そうだ。
話が終わると自ら「ありがとうございました。」と礼を述べる。
他人への思いやりがあり、閣僚の進退問題でも、厳しく対応することが出来ない。
歴代首相の多くが官僚答弁でごまかしていたのに比べ、
質問に対し「分かりやすく」答弁している。
「偽悪家」でサービス精神が過剰なのは、子供の頃から「誰々の孫だ」ということで、
いじめられたため、首相なりの仮面を身に付けた姿なのだそうだ。
たしかに外見からしても、渋すぎて一般好みではないでしょう。
偉そうなのに、国会答弁などでオタオタしたり、ミスをおかしたりする。
そのギャップが不人気の原因なのかも。
こうした地味で特異なキャラクターが、ある時ふっと気になり出しました。
ひょっとしたらとても素直で、やさしい人なのではないかと。
本当の所は分かりませんが、記事を読んで、我が意を得たりと思いました。
どんなにクールに装っても、人の性格は垣間見えるものです。
個人的には、今でも人気があるライオン元首相より、はるかに好きです。
新聞記事は、
「内閣支持率の低迷、進退問題など、首相個人の事ばかりでなく、
政策についてもっと注目し、突っ込むべきだ。
首相の方も、時間がかかってもつまらなくても、
仮面を外し、素直に自分の考えを説明してほしい。」
と結んでいます。