場所取り問答/エアロビクス騒動

エアロビクスで大切な事のひとつに、運動のしやすい場所選びがあります。

インストラクターの動きがよく見え、かつ、自分の姿がカガミによく映る位置が特等席です。

私の場合、第2列目の右端を確保したいので、レッスン開始の30分前には、チェックインします。

当然、私より前に来て自分の場所をゲットすべく、タオルやペットボトルを置いてある人もいます。

そして、よくある「仲間に親切、他人に無礼」な人種が、ここにもいました。

誰かが先に行って、いくつかの場所を事前に予約しておく人達です。

いつものように早めに行って、我が特等席に付こうとすると、そこにタオルが置いてありました。



 わたし「あのう、このタオルの人、もう来ているのですか?」

 女性A「そこ、私の友人が来るんです。」

 わたし「でも、先に来た人が優先なんじゃないですか。後から来る人の席取りはおかしいですよ。」

 女性A「いつも、隣り合わせで運動するよう決めているんです。」

今までも、この女性のまわりの場所には必ずタオルがあり、他の人はそこを避けて座っていました。

今回ばかりはムッと来た私、とたんにクレーマーおやじに早変わり。

 わたし「誰もが自分のお気に入りの場所があるのだから、自分の分だけにしましょうよ。」

タオルは渋々取り除かれましたが、その後、後から来た友人と何やら話していました。

 女性B「一列目は4人が並んでいますよね。

     2列目はいつも3人並びで余裕があるから、ここの席を取ってもいいでしょう。」

 わたし「真ん中の人がもっと左に寄ってくれればいいですよ。

     それよりも、あなたが自分でその場所に付いたらいかがですか。」

 女性A「あちらでもタオルを置いて席取りをしている人がいる。

     何で私たちだけに言うんですか。」

 わたし「もちろん、それもおかしいことで、止めるべきです。」

 女性B「それでは前に立って、皆さんの前でその事を言って下さい。」

 わたし「いいですよ、当然のことですから。」

と、席を立とうとしたら、

 インストラクター「なになに、どうかしたの?」

私と女性たちが、事のいきさつを説明しているうちに、レッスンの時間になりました。

前の方の席にいた人達の間には、何やら気まずい雰囲気がただよっています。

腹の虫が収まらない私も、ステップを間違えてばかりで、レッスンが終ってしまいました。

楽しいエアロビクスの時間に、水を差してしまった私は、暴走老人?

言わなきゃよかったかな、と思う一方、今までのもやもやが消えたようで、スッキリ。

次回のレッスンの時はどうなるか、今から戦闘準備をしている、kittsanでした。