我が社の年代物トラックのこと

工房展開催中、駐車場を確保するため、トラックを親戚に預けていました。

きのう、そのトラックを取りにいって、またもとの場所に戻したわけですが、

トラック不在の間にこんな電話がありました。

「○○という会社ですが、お宅にはご不要のトラックやバンがありませんか。」

いつもならよくある迷惑電話のたぐいと思い、適当にあしらうのですが、

我が社のトラックももう処分の限界だと、常々思っていたので、

話の内容を聞いてみました。

ハイエースなら歓迎しますよ。いつ頃の年式なんですか? 何トンですか?」

私は、1トン。もう大分古いモノで20年以上経つのでは、と返事をしました。

「まあ、その気があったらぜひ、見積だけでもさせてください。」

と言うことで、電話は終わったのですが・・・。



再び我が社の駐車場に戻ってきたトラックの検査証を見て驚きました。

なんと1982年に購入した車。いやいや、もう今年で30年も乗っているわけです。

屋根のある駐車所にあるためか、外見上の汚れも少なく塗装の退化もないし、

乗らないので何処かにぶつけた形跡もない。

そういえば数年前、展示会の搬出時、めずらしそうにこのトラックを見た若者が、

「今でもこのタイプのハイエースってあるんですね。良かったら写真取らせて下さい。」

という逸話もあるくらいの年代物、ボロなんですね。

いつも車検をお願いしているモータースにも、

「東名や遠出はもうやめてくださいね。市内の近いところだけにして下さい。」

と言われました。

私だってこのボロトラックで市中を走るのは、少々恥ずかしいと思っていました。



月に1〜2回しか使わないのに、毎年の車検も、修理代を含めて10数万かかります。

そして、そのモータースも昨年一杯で廃業してしまいました。

ほとんど乗らないのに無ければ困ると、車検の度にもう1年と延ばして来ましたが、

もう潮時です。

今年の車検までに、ポンコツ行きとなるでしょう。

オートマチックでない重いハンドルでしたが、老体の身でよく荷物を運んでくれました。

実際、こんなこと書くのも恥ずかしい話ですが、何となく気になって・・・。

物持ちのいい私の一片を、ブログでお披露目する事になってしまいました。