12月15.16日限定の素朴な蒸し羊羹/みのや栗田店「秋葉羊羹」
今年は12月15日が日曜日。
いつも平日の時は忘れていた清水・秋葉山大祭に行ってきた。
午前中から秋葉寺の前の道路は出店が並ぶため通行止め。
それに近くに駐車場も少ないため、あちこちぐるぐる回ってしまう。
遠くのスーパーに車を止めさせていただいて、秋葉山に向かう。
実は、秋葉山参詣というより、お目当ては「秋葉羊羹」。
その羊羹を販売しているみのや栗田店に向かうと、びっくり。
なんと、100人以上が並んでいる。
「今日はいつもの倍の人だね。」
「これじゃ午前中に売り切れじゃないの。」
「いやぁ、ものすごい数作るから大丈夫だよ。」
聞くところに寄ると、数千個は用意するらしい。
「なんでも息子さんが餡の出来の修行に行ってきたらしいよ。」
「1個600円は安いよね。○○羊羹は1000円以上だもんね。」
同じような包装の清水名物全国版は年中どこにでもある。
ようやく店の前に来て羊羹を買う順番になる。
安いからか、みんな5個や10個どんどん買っている。
店の前には屋台も出ていて、そこではこの店名物の
「ちいちい餅」そして昔懐かしい「たんきり飴」も売っていた。
「秋葉羊羹」は小豆・砂糖・小麦粉が原材料。
漉し餡を煉って、小麦粉と水で堅さを調整し、竹の皮に流して蒸し上げるとか。
さっぱりした餡と竹の皮の香りがミックスして、素朴な味がなつかしい。
地元の人には有名だけれど、知る人ぞ知る幻の羊羹。
並んだ甲斐のある、ほんとうに美味しい羊羹だった。