今年のドラマ best3 (映画2本+TVドラマ1本)
今年観た映画は17本。
日本映画「光」大森立嗣監督
日本映画「花筐」大林宣彦監督
フィンランド映画「希望のかなた」アキ・カウリスマキ監督
アメリカ映画「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー監督
日本映画「リバーズ・エッジ」行定 勲監督
アメリカ映画「シェイプ・オフ・ウォーター」ギレルモ・デル・トロ監督
アメリカ映画「ペンタゴン・ペーパーズ」スティーヴン・スピルバーグ監督
イタリア映画「君の名前で僕を呼んで」ルカ・グァダニーノ監督
ロシア映画「ラブレス」アンドレイ・ズビャギンツェフ監督
アメリカ映画「犬が島」ウェス・アンダーソン監督
日本映画「万引き家族」是枝裕和監督
日本映画「パンク侍、切られて候」石井岳龍監督
日本映画「未来のミライ」細田守監督
日本映画「きみの鳥はうたえる」三宅唱監督
日本映画「寝ても覚めても」監督 濱口竜介
イスラエル映画「運命は踊る」サミュエル・マオズ監督
イギリス映画「ボヘミアン・ラプソディ」ブライアン・シンガー監督
昨年に続き、傑作ぞろいの日本映画。
「万引き家族」が頂点と思っていたら、その上があった。
日本映画「寝ても覚めても」
源氏物語から近松の心中もの、戦後の成瀬監督映画の諸作品に脈々と息づく、
恋の中に魔物が潜む人たちの物語。
その行動の不可解さ、理不尽さを、ホラー映画ばりのサスペンスで演出。
最後まで金縛りにあったようだった。
外国映画では ロシア映画「ラブレス」
夫婦の離婚後のネグレクトを知った子供の失踪。
寒々としたロシアの冬のような夫婦の無感情、無関心が印象的。
その他人の子供を探すボランティアの人たちの呼ぶ声に僅かな愛が見えるが。
番外TVドラマからの1本は 「おっさんずラブ」
評判を知って途中から見た。
くだらない、ありえないと思いながらも最後まで見てしまった。
このドラマで面白かったのが、離婚を強要された妻がとった行動。
恋する部下の春田(田中圭)に振られて失意に沈む
上司の黒澤(吉田鋼太郎)を見かねた妻・蝶子(大塚寧々)が
こともあろうに離婚の原因となった春田に
再アタックするよう夫を応援するところ。
女々しい男性に対する、雄々しい女性像が新しい。
以上、愛を描いた3本のドラマ、大満足でした。