デザインからコーディネートへ/吉蔵の家具プレビュー(3)
KAGUメッセまで、あと2日。
土日もなかった週末。
我がショールームは、ブースを設けて家具を置き、
メッセさながらの状況になっています。
今回のブースは、2m×6mの細長いスペース。
そこに、サイドボード、スクリーン、チェスト、シェルフ、チェア。
そして、いくつかの祈りの家具(ZUSHI)がならびます。
ニューウェーブしずおか事業で取り組んだ、パーソナルチェア「NAGI」
風が収まる凪(なぎ)。ボートが静かに揺れている、ゆったりした空間をイメージしました。
今回、価格などの問題で商品化にこぎ着けませんでしたが、とても素適な作品です。
いままで、多くの斬新な椅子を発表しているF氏のデザイン。
指物職人の仕事を見て考案。ダボほいっさい使わず、すべてホズ組みをしている堅牢な椅子です。
お客様からの提案で、製作した壁面収納厨子「ウォールインキャビネット」。
離れた和室ではなく、リビング・ダイニングに仏壇を置きたい。
普段はオープン、来客時には、扉を閉めて、壁の一部に。
家具は外側が主役、厨子仏壇のたぐいは内側が主役。発想の転換のいい例です。
そして、今回登場する、やさしく軽く、さりげない祈りの家具。
女性をターゲットとした、今指物のデザイン。0氏と私のコラボです。
その他、デザイナーと組んだ、個性ある家具が肩をならべる。
それらをブレンドして、吉蔵らしさをブースに生かしていく。
我が社のコーディネーターネーターが、日夜頭を悩ませています。
あなたにとって、満足のいくインテリアを提案する。
だから、新しい祈りの家具には、新しい周辺グッヅが必要。
サイドボードの上は?、厨子の中は?
使われる方がほしい情報を、具体的に。
よそおい、しつらえる楽しみを、お客様に伝えること。
最後の仕上げは、当日のブースの中でも続きます。