自分の子供が選挙に出たなら・・・。
明日はいよいよ参議院議員選挙投票日。
序盤戦からここへ来て、私の関心事が大分変わってきた。
先週末、娘たちが帰省して選挙の話になった。
東京では例の、三宅洋平氏が大フィーバーしているらしい。
私たち家族は時々政治的なことも話題になり、選挙に興味がないことはなく、
たぶん皆選挙に行かなかったこともないと思う。
そんなことを私のfacebookに書き、候補者の看板の写真を載せたら、
ある知り合いから、「静岡選挙区5人の内、ポスターがない人がいる。
ポスターを出さないのも戦術?」とコメントを頂いた。
それまで、その人(大嶽創太郎氏)については近所にもポスターがなく、全く無関心だった。
ところがある日、県庁の前を通ったら、彼のポスターがあった。
それも、他の候補者とぜ~んぜんタッチの違った、あか抜けたセンスのポスター。
へ~?と思ったことと、知人のコメントがドッキング。
それからネットなどで、大嶽氏のことを調べ始めた。
大嶽創太郎氏 33歳 無所属
元モデル、現ジャーナリスト
安保法反対、改憲阻止など、どちらかというと野党的考え。
バンドを使用したトークで街頭演説をしている。
なんか、三宅洋平氏のシズオカ盤のような気もする。
彼のblogを覗いたら、とても素晴らしいことが書いてあった。
その理由 (参院選 静岡 無職属 立候補 について)
http://ameblo.jp/sotarobta/entry-12178142060.html
>僕は文章を書くことが大好きです。
>文章を自分の頭で思考し言葉や表現に迷いながら言語化していく
>その時間を愛していると言っても過言ではありません。
>僕が書いた文章と貴方との間には適度な距離があって
>僕は貴方に問いかけることができる。
>また笑わせたり怒らせたり時にひどく傷つける事もできる。
>文章=言葉、文字には魔法のような力が宿っています。
>人の感情に訴え届かせる。これは表現の枠組みを超えて
>モノづくりする人に(アーティストや文筆家に)許された特権です。
>毒にもならない文章はつまらない。ペンは武器よりも強い。
>文章には色々な特性がありますし、僕は jornalist ですが
>何よりそれ以前に”物書き”であるー言葉の魅力に魅了された一人の男です。
>はいこれが僕の立ち位置です。
これって、私がblogを始めてから思っていることと全く同じ。
ますます共感と興味の輪が広がっていった。
・・・・・と同時にこんなことも考えた。
① 政治に無関心→ 政治に関心あり
② 選挙に行かない→ 選挙に行く
③ そして、自分が選挙に立候補する。
成人ならほとんど可能なこれらのこと。
それでいて私たち庶民には不可能なこと、を
彼は(無謀にも・失礼!)やってしまっている。
私達が政治に参加するって、本当はこう言う事なのかも。
立候補して、金使って、恥かいて、皆に迷惑かけて・・・。
そんなことを繰り返して、初めて政治の世界が解るんじゃないかな。
そう考えれば投票なんてお気軽花火。
立候補した当人にとってはテポドン級の人生体験になるのでは・・・・・。
それからは実際の大嶽氏のホンモノの姿を見てみたくなった。
7月8日夕方、静岡駅北口で街頭演説会がある情報を得て直行。
トーク自体はどうってことなかったけれど、(ごめんなさい)
仲間数人で選挙の運営をしていること。
人手がなくてポスターが貼り切れないこと。
文章はこれからもず~と書き続けていきたいこと。
などなど、聞かせていただいた。
準備不足、人手不足、経験不足、情報不足・・・、
言いたいことはたくさんあったけれど、こういうことは若者だからこそ出来る。
自分の子供(彼と同世代)が選挙に出たいと言ったら、
私はどうするだろう?
そう思いながら、大嶽氏と握手し、ツーショットに納まって、
彼のポスターを近所に貼ることを約束しながら、
街頭演説会場をあとにした、というわけです。