ウィーン・ア・ラ・カルト「音楽編」
初めてのウィーン旅行。
音楽も、美術も、宮殿も、家具も、カフェも・・・。
行きたいところだらけだけれど、まずは音楽の都ウィーンを。
ということで、2つの音楽体験、まとめてみました。
ウィーン楽友協会(Musikverein)
世界に中継されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。 その会場となるのが、ここの「黄金のホール」ですから、お馴染みですね。 ウィーン・フィルの本拠地で、定期演奏会が年間通して行われますが、会員以外はチケット購入は難しい。 事前にネットで調べたら、ウィーン到着18日夜に、シカゴ交響楽団の演奏会がある。 一般の前売りは、3週間前から。 比較的安い席、しかもオーケストラが半分見えないなんてことがないように。 選べた席は、2階の後から3列目。しかも真ん中の2列が、格安な56ユーロ(約7700円)でゲット。
ホールに入ると、シャンデリアや金箔に輝く天井壁面は、目がくらむように美しい。 ちょうど、静岡のAOIホールと同じスタイルです。 ただ、舞踏会のために撤去する必要があるためか、イスは簡単なモノです。 当然、一階平土間は平らで、すり鉢の底から舞台を見上げるように出来ています。 階段状になっている2階席のほうが、音響も良く、安価な席でお得のようでした。 着席前、まずはプログラムをと、フロアをあちこち探しましたが、 以外や、客席案内のドアボーイが手で持っていて、しかもたったの2.7ユーロ(370円)。 ドイツ語オンリーの、簡単なリーフレットで拍子抜けしました。 日本の豪華パンフと違って、お土産感覚じゃないんですね。
さて、演奏は、長老ハイティンク指揮による、シカゴ交響楽団の客演演奏会。 モーツアルト 交響曲41番「ジュビター」 ショスタコービッチ 交響曲15番 「ジュピター」は堂々たる演奏だった反面、 ショスタコービッチの最後の交響曲は馴染みも少なく、少々不満足。 ウィーン・フィルで、マーラーかブルックナーが聞けたら、それこそ天国でしたが・・・。
ウィーン国立歌劇場(Staatsoper)
リング通りが出来たとき、最初に建設したのが、このオペラ座。 パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座とともに、世界のオペラ劇場の究極の座にあります。 オペラミーハーの私が、ウィーンに来た目的のひとつは、まさにこのオペラ座詣でのため。 こちらもネット予約に没頭し、滞在中の演目を比較検討。 滞在中上演の、小澤征爾指揮のチャイコフスキー歌劇「スペードの女王」も考えましたが、 なんと言ってもヴェルディを聞きたいので、歌劇「ドン・カルロ」に決定。 ただチケットは、言うのも恥ずかしいですが、疲れてコックリすることも考えて、 こちらも57ユーロ(約7900円)D席あたりで我慢しました。 さて、私たちが観劇した、9月20日は「ドン・カルロ」の初日です。 入場すると、ほとんどの人が正装に近い姿で、それは見事でした。 私たち夫婦も、席こそ並みでしたが、妻はドレス、私は例の和風スーツに身を包む。 お上りさん感覚もどこへやら、目一杯オシャレして、ロビーを行ったり来たり。 日本ではとても出来ない、優雅なひとときを楽しませていただきました。
そして、さすがのゴージャスな舞台。 「ドン・カルロ」はストーリーもしっかりしているし、音楽も迫力満点。 豆粒にしか見えない歌手たちでしたが、その美声に聞き惚れてしまいました。 それに、ウィーン・フィルが奏でる音のマイルドなこと。 ウィーンで、オペラを聴ける事のしあわせをしみじみと味わうことが出来ました。
楽友協会でのコンサートと、国立歌劇場でのオペラ。 ちょっと前までは、一握りの紳士淑女のものだった体験が、いとも簡単に実現する現代。 カメラ厳禁も、フラッシュさえなければ、今では演奏中以外はあちこちでパチパチが許される。 世界中のクラシック好きが、一年中引きも切らず通い詰める、音楽の聖地ウィーン。 今日も華やかなオペラやコンサートが、各地で繰り広げられていることでしょう。
ウィーン楽友協会(Musikverein)
世界に中継されるウィーン・フィルのニューイヤーコンサート。 その会場となるのが、ここの「黄金のホール」ですから、お馴染みですね。 ウィーン・フィルの本拠地で、定期演奏会が年間通して行われますが、会員以外はチケット購入は難しい。 事前にネットで調べたら、ウィーン到着18日夜に、シカゴ交響楽団の演奏会がある。 一般の前売りは、3週間前から。 比較的安い席、しかもオーケストラが半分見えないなんてことがないように。 選べた席は、2階の後から3列目。しかも真ん中の2列が、格安な56ユーロ(約7700円)でゲット。
ホールに入ると、シャンデリアや金箔に輝く天井壁面は、目がくらむように美しい。 ちょうど、静岡のAOIホールと同じスタイルです。 ただ、舞踏会のために撤去する必要があるためか、イスは簡単なモノです。 当然、一階平土間は平らで、すり鉢の底から舞台を見上げるように出来ています。 階段状になっている2階席のほうが、音響も良く、安価な席でお得のようでした。 着席前、まずはプログラムをと、フロアをあちこち探しましたが、 以外や、客席案内のドアボーイが手で持っていて、しかもたったの2.7ユーロ(370円)。 ドイツ語オンリーの、簡単なリーフレットで拍子抜けしました。 日本の豪華パンフと違って、お土産感覚じゃないんですね。
さて、演奏は、長老ハイティンク指揮による、シカゴ交響楽団の客演演奏会。 モーツアルト 交響曲41番「ジュビター」 ショスタコービッチ 交響曲15番 「ジュピター」は堂々たる演奏だった反面、 ショスタコービッチの最後の交響曲は馴染みも少なく、少々不満足。 ウィーン・フィルで、マーラーかブルックナーが聞けたら、それこそ天国でしたが・・・。
ウィーン国立歌劇場(Staatsoper)
リング通りが出来たとき、最初に建設したのが、このオペラ座。 パリ・オペラ座、ミラノ・スカラ座とともに、世界のオペラ劇場の究極の座にあります。 オペラミーハーの私が、ウィーンに来た目的のひとつは、まさにこのオペラ座詣でのため。 こちらもネット予約に没頭し、滞在中の演目を比較検討。 滞在中上演の、小澤征爾指揮のチャイコフスキー歌劇「スペードの女王」も考えましたが、 なんと言ってもヴェルディを聞きたいので、歌劇「ドン・カルロ」に決定。 ただチケットは、言うのも恥ずかしいですが、疲れてコックリすることも考えて、 こちらも57ユーロ(約7900円)D席あたりで我慢しました。 さて、私たちが観劇した、9月20日は「ドン・カルロ」の初日です。 入場すると、ほとんどの人が正装に近い姿で、それは見事でした。 私たち夫婦も、席こそ並みでしたが、妻はドレス、私は例の和風スーツに身を包む。 お上りさん感覚もどこへやら、目一杯オシャレして、ロビーを行ったり来たり。 日本ではとても出来ない、優雅なひとときを楽しませていただきました。
そして、さすがのゴージャスな舞台。 「ドン・カルロ」はストーリーもしっかりしているし、音楽も迫力満点。 豆粒にしか見えない歌手たちでしたが、その美声に聞き惚れてしまいました。 それに、ウィーン・フィルが奏でる音のマイルドなこと。 ウィーンで、オペラを聴ける事のしあわせをしみじみと味わうことが出来ました。
楽友協会でのコンサートと、国立歌劇場でのオペラ。 ちょっと前までは、一握りの紳士淑女のものだった体験が、いとも簡単に実現する現代。 カメラ厳禁も、フラッシュさえなければ、今では演奏中以外はあちこちでパチパチが許される。 世界中のクラシック好きが、一年中引きも切らず通い詰める、音楽の聖地ウィーン。 今日も華やかなオペラやコンサートが、各地で繰り広げられていることでしょう。