忙しい12月こそ新聞を読みたい。
朝早く起きて、メールをチェックし、ブログを書く。
朝食もそこそこに、新聞も読まず、パソコンにへばりついて、
気が付いたら仕事の時間になっている。
ブログを始めてから、そんな朝の習慣が身についていたけれど、
秋頃から、少しずつ行動時間の流れが変わってきた。
きっかけは、娘の出勤にあわせて、私が朝食を作るようになったこと。
その時間を拘束されている内に、前とは違う朝の空気を感じるようになった。
パソコンに犯される前の、もっとリアルな生活感を取り戻したような気がした。

朝食をしっかり取って、新聞にゆっくり目を通す時間の余裕。
新聞のページをめくるのは自分のペース。
両手を一杯拡げた新聞の記事に、目も首も左右上下に移動する。
マットな再生紙の手触りとモノクロ基調の自然な感覚。
一点集中を強制される、違和感のあるパソコンや携帯の画面とは違う、成熟したスタイル。
目も疲れず、肩も凝らず、ほどほどの分量を読み、ほどほどの時間で終わる。
有料であることの、自負と責任を、新聞記事に感じることもしばしば。
あらためて。新聞が面白い。
忙しい時にこそ、新聞をじっくり読みたい。