一に工芸、二に盆栽、三四が・・・で五が鼠。

正月の4日、残っていた青春18きっぷを使って
東京方面へ美術館巡りをしてきました。

その時の印象の「強さ」の順位、best5がタイトルです。

 

工芸
近衛師団司令部庁舎であった建物が近代美術館工芸館として
使用されて33年。今年工芸館は金沢へ移ることになりました。
竹橋での最後の美術展が「パッション20ー今見ておきたい工芸の想いー」
人間国宝なる工芸家の代表作があちこちに。
明治以降の諸工芸がたっぷり過ぎて、一度では勿体ない位です。

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盆栽
何度訪れても発見があり、心が洗われる大宮盆栽美術館。
冬は彩の少ない盆栽が多いのですが、
改めて見直したのが黒松の盆栽。
いたずらに技巧を凝らさず、土太い幹から瑞々しい緑を
広げる黒松が見事です。

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松林図屏風
国立博物館国宝室の一月の展示は長谷川等伯の「松林図屏風」
十数年ほど前、米子で展示会を開いたとき宿泊した
ホテルのロビーから見た海側の景色がこの屏風の風景にそっくり。
等伯の薄幸な人生をそのまま表したような絶品ですね。

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高御座と御帳台
令和の天皇皇后即位の場に使用された「高御座(たかみくら)と
御帳台(みちょうだい)」が今展示されていて、
30~60分待ちの人気です。
土曜は21時まで開場しているので、出来るだけ遅く最後に入場しました。

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今年はネズミ年。「初春もうで」と題して、絵画や焼き物、書物など
鼠にちなんだ作品を展示してありました。

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大宮盆栽美術館 65歳以上半額
国立近代美術館 70歳以上無料
国立博物館本館 70歳以上無料

と、70歳を過ぎたのでかなり気楽に美術館を楽しめました。