一本締め・三本締め

先頃行われた、私たち家具工業組合の平成21年度通常総会

家具業界も、他の業界と同様たいへん厳しい状況で、

組合員も年々減少し、今年ついに100軒を割ってしまいました。

理事長は

「このままでいくと、組合の存在も危ない。

  6月のKAGUメッセは販売拡大のまたとないチャンス。

   皆さん、総力を挙げてがんばりましょう。」

と、檄を飛ばした。

幸いにも今年のメッセは、その組合員の半分が参加する少数精鋭。

充実した、中身の濃い家具展示会が期待されます。

総会が終わり、その後は、懇親会。

来賓の行政関係者、他団体からは、「今こそ、家具業界の底力を!」

と、地場産業の踏ん張りを期待する声が多く聞かれました。

そして、無事会合も終わり、中締めの音頭。

この時は、三本締めとなったわけですが・・・。

いつもは、気にせず手を打っていた「手締め」。

たまたま聞いていたラジオで、その言われを知る事が出来ました。

静岡の場合は「江戸手締め」といって、一本締め、三本締めが主流です。

シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャン

これが一本締め。(シャンだけは「一丁締め」というそうです。)

そして、それを3回繰り返すのが三本締め。



シャンを3+3+3=9回 そして +1のシャン。

つまり、「九」に1回の「」を打って、「丸」になる。

「めでたく丸くおさまりました。」と言うことだそうです。

KAGUメッセが成功裏に終わって、手締めが盛大に出来るよう、

参加者一同、展示会に向かって、商品開発に努力を重ねています。

どうぞ、多数の皆様のご来場、お待ちしております。