感情別カテゴリー/ブログを楽しむ(9)



     なんでもないこの写真。      わたしの家の、隣の公園。      ここ二三日続いた、小春日和の、秋の午後。      おばあさんと介護の女性が、静かにベンチにすわっている。      次の日は、老人男性3人が、楽しそうに会話している。      土曜日は、子供が自転車をおいて、遊びに夢中になっている。      やわらかな西日も、地面に散らかっている枯葉も、そのままであってほしいほど美しい。      こんな、平和な風景がいとおしくて、何日も、カメラを撮りに行きました・・・。 さて、この記事をカテゴライズするとき、私のブログでは「季節のこと」に入るでしょう。 でも、本当は「平和なこと」とか「美しいこと」とかに属する様な気がする。 「カテゴリー」は便利なようだけれど、仕分け作業が難しい。 少し遊んで、人間の「喜・怒・哀・楽」で分けることにしたら、また違った見え方が出来るのではないだろうか。 私のブログで言えば、 「危機一髪!そして神様登場」は「カテゴリー・旅のこと」より「カテゴリー・うれしいこと」に、 「ま〜たぁ 芥川賞」は「カテゴリー・本のこと」より「カテゴリー・怒りたいこと」へ、 「いのちの軽さ」は「カテゴリー・新聞のこと」より「カテゴリー・悲しいこと」のほうが、 自分にとって、しっくりしている。 調子に乗って、「カテゴリー・ベスト10」を作ってしまったら、 たとえば「老友」などは、その最上位にいれたいほど、気に入っている。 内容もさることながら、その表現が壺にはまった時の、何とも言えない満足感。 ネチケットに引っかかりそうな事を、何処かでぼかしたり、はぐらかしたりするスリル感。 そういった、感覚部門をカテゴライズ出来たら、どんなに面白くなるだろう。 今、政府が行っている、仕分け作業。 あちらを立てれば、こちらが立たず。 単純に物事を割り切ってしまえば、残るのは不満と怨念の声。 そこを、どう抑え、解決するか。 デジタルの世界でも、政治の世界でも、 決め事の対極にある、感情のとらえ方を制した者が、残っていくのでしょうね。