〇〇は話が長く時間がかかる。
先日、百貨店にいらしたお客様の住む、
私はその方とはまだ売り場で対面しておらず、
電話で会話したのみなのでどんな方か分かりません。
さて、お出迎え下さったのは仏壇店の年配の女性。
赤とピンクの中間のルージュのような色のスーツ、
黒のタイトスカート、ヒールの靴と清々しい。
それは社長様で、年配の方という印象より
シャキッとした現役のビジネウウーマンの感じでした。
多くの社員を抱え仕事をしていらっしゃるそうで、
「私、84歳なのよ。」と自分からおっしゃいました。
なんと、私とひと回り上の子(ねずみ)年。
それからと言うものは、仏壇業界の事から家族の事から
お洒落の事から友達の事から次から次へ・・・。
あっという間に時間が過ぎていきました。
女性は話が長くて会談に時間がかかるとどなたかが言いましたが、
私より高齢の方で、こんなに面白く会話をされる方を知りません。
「それで? それで?」とまだまだ聞いていたい話ばかり。
ああ、こういう人こそ良いものを売る事が出来るんだな、と
つくづく感心した次第。
私も次の日、伊勢丹にアテンドする時は、親父ブルゾンなんかでなく、
ジャケットにネクタイとせめて若い時に着ていた出で立ちにしよう、
とさっそく実行に移しました。