私の腰痛(リハビリ)レポート その1

40代はスポーツウォーキング、

50代はエアロビクス。

少年時代はまともに的に向かってボールが届かなかった位の

運動オンチの小生が、20代になって身体を動かす爽快さに目覚め、

60代後半の今も運動を続けているのですが・・・・・。

 

2013年2月28日。

会社のショールームでお客様と雑談中、左後ろの腰の一部に違和感を感じた。

夕食を済ませたころからその部分に痛みが生じ、

そのうち立っていられないくらいの激痛が広がっていった。

寝られない夜を過ごし、翌朝は這ってトイレ行く始末。

 

これはたまらん、次の日は仕事どころか早々に整形外科病院に診察に出かけた。

腰椎4番と5番の間がつぶれているのがレントゲン検査で判る。

更に一週間後、MRIで調べてみるとその部分の血行が極端に悪くなっている。

「重度の脊椎間狭窄症です。」私の脊椎画像を見せて、整形医の診断があった。

 

 

 

 

そういえば、痛みが起きた数日前東京へ重い箪笥を運んできた。

また、その次の日もライティングデスクを市内のお客様へ納めている。

その頃腰への負担が大きい仕事が立て続けにあったせいかもしれない。

 

病院に通い始めてしばらく、妻が言った。

「ちょっと歩き方がおかしい。左足と右足で違っている。」

たしかに、左の腰から足にかけて痛みがあるのでかばうような歩き方。

 

次第に痛みが軽くはなってきているけれど、

激しい運動は無理のようで、泣く泣くエアロビ上級コースからは降りてしまった。

果たしていつかは、腰の痛は消えてくれるのだろうか。

 

・・・・・続く。

団地族に疑われ異星人に助けられる / 映画「団地」

あの傑作映画「顔」に続く

阪本順治監督× 藤山直美主演の新作と聞いて、

期待したのですが・・・。

 

 

 

藤山直美岸辺一徳濱田マリら芸達者が揃って、

空気に染まりやすい団地族(人間)の醜態が

面白おかしく描かれていた前半は

秀逸の映画だったけれど、

後半、話がSFになって行くあたりからだんだんつまらなくなる。

 

だって、斎藤工ひとりだけで、その他の空気を読めない異星人に

団地族程の面白さがないんだもん。

主人公夫婦が団地族や異星人に翻弄される姿が

喜劇になるんでしょうに。

 

宇宙船の中と外の対比も、もう少し工夫してくれなくちゃぁ。

あれでは予算が無くて、異次元の世界が構築出来なかった

ふうにしか想像できない。

 

それはともかく、疑い深く疎外感が深まる人間関係と、

人助けと恩返しに努める異星人との関係の対比がいい。

そして、人情がらみのSFになってハッピーエンド。

天から何かが落ちてきて、元の家族になったんですね。

 

(静岡シネギャラリーで8月⒓日まで)

安倍川橋は日本一のボーストリング橋

花火で賑わった「安倍川橋」は、 ある事が日本一の価値ある土木遺産だそうです。 先日ポストに入っていた「市老連だより」に面白い記事がありました。


現在の橋は、明治以降3代目で大正11年(1922年)7月に竣工。 安倍川橋と名付けられた。 鋼鉄製のトラス(複数の三角形による骨組み)構造で、橋長は450m。 静岡県下四大河川に架かる最初の永久橋で、 上弦材が放物線(折れ線で)を描くボーストリング(弓と弦)で 橋長と橋桁の数が日本一のボーストリングトラス橋である。 各部材は形鋼や板材がリベットにて組まれている。 鋼材は英国製で、工事は横河ブリッジの前身である 横河製作所が施行したという銘板がある。 安倍川橋は平成17年(2005年)に土木学会選奨の 土木遺産に選ばれた。            (市老連だより・野田睦彦氏)


あの、旧国1 の安倍川に掛かる古式然とした鉄橋。 停車中、対抗車線の車が通るともの凄く揺れる怖い橋。 富士山に見とれながら渡る、昭和時代の川越橋。 私達にとっては「みろく橋」として馴染みの安倍川橋が、 橋長日本一の ボーストリングトラス橋として 記念碑的な遺産になっている。 この歳になって初めて知りました。

 

followする & シェアします。

最近気付いたfacebookの "followする" 機能。

友達にならなくても気になる人の情報は、

"followする"をポチッと押せば、

その情報が自動的にタイムラインに入ってくる。

友達であっても気が合わない人の情報は、

"followをやめる"をポチッと押せば、

その人の情報はタイムラインから消える。

自分の記事も同じ。

友達で無くても

"followする"が押されれば、読んでもらえる。

友達であっても

"followをやめる"を押されてしまえば、消えてしまう。

面識あり・顔あり・メッセージありを

友達リクエストにエクスキューズしている

自分にとっては都合の良い "followする"。

まあ、こうして囲い込みが広がって行くのだろうけれど・・・。

私の場合現在、友達でない4人の人を "follow" している。

いずれも社会に自分の意見を持って、自分の言葉で発言している有名人。

だから多くの人が見ているようで、”いいね!”も”コメント”も”シェア”も多い。

ところが、これらの人たちの記事への”コメント”のなかに

なんか気になって仕方ない言い方がある。

 ただ一言 「シェアします。」

 あるいは 「シェアさせていただきます。」「シェアさせてください。」

シェアしたい記事があった場合、私ならただ、”シェア”のボタンを押すだけか、

何か自分の言いたいことを書いてシェアする。

もし、コメント欄に書くとしても、「○○の理由でシェアします。」と書きたくなる。

私はやらないけれど、もしかしたら コメント欄に

「いいね!」も

「シェアします。」も

「followさせていただきます。」も

表示するのがエチケットで、より丁寧なのかしらん?

なにかヘン。

言葉は言い様 姿は見せ様

facebookやblogを書いていていつも思うことは、

何を書こうか? 以上に、それをどう表現しようか? 

ということ。

つまり私の場合、書く内容以上に言い方が気になって仕方がありません。

硬い内容、悲しい内容、過激な内容を

ストレートに表現してしまうと、

それを受けた読み手は引いてしまいがちになる。

出来るだけ、そうだよなぁ。

と思って頂けるように、少しでも配慮したい。

もちろん、それは他人のためというより、

自分の満足のため、と言った方が正しいのだろうけれども。

田中優氏は「facebookは自分を写す鏡」と言っている。)

先日の参院選挙静岡選挙区の大嶽創太郎氏のポスターを見たとき、

なんでこんなに苦虫をかみつぶした顔を載せるのだろう? と思った。

当たり前だけれど、他の4人の候補者は押しなべて皆、元気はつらつの表情。

キャッチコピーも、「声を力に」など前向きムード。

しかし、彼の場合は、その困惑した表情のとなりに、

「選挙へいこう。 うそつきばかりだ。」 となっている。

自分の名前やコピーの字も小さく、悲壮感漂う顔の、

このポスターに賛否両論。

でも、私は若い女性たちが立ち止まって見ていくこのポスターに

底知れない負の迫力を感じた。

正しく世の中を見つめれば、彼の表情こそふさわしい。

そして、鈍感な大人が気づかないうちに、

センスある若者たちは、彼の放ったそのメッセージを敏感にキャッチした。

自分を表現するとき、その内容と同等ににその言い方、見せ方が大切なんだ。

石川啄木 夏のうた

先日の茶会で、待合にあった掛け軸。

 

 ほとばしる喞筒の水の

 心地よさよ

 しばしは若きこころもて見る   啄木

 

うざったい歌ばかりだと思っていたら、

こんなさわやかな夏のうたがありました。

やっぱり啄木は天才です。

好きだ。

 

(喞筒はポンプと読むそうです。)

 

 

 

因みに本席では写真を撮らなかったのですが、

 

 いのちなき砂のかなしさよ

 さらさらと

 握れば指の間より落つ   啄木

 

でした。

こちらも深い歌ですよね。

54,412票!

初めに組織ありきじゃなくって、

初めに有名人だからじゃなくって。

何よりも熱い思いがあって、

迷いながらも一歩行動を起こして。

無視され恥をかきながらも、

選挙が終わるまでは続けなければと心に決めて。

その姿を見た友達が、

面倒くさいと思いながらも彼の行動に心動かされて。

そういう姿を見た他人が、そのことに気付いて。

ポスターが増えて、街頭演説会が元気になって・・・・・。

 

ナント! 54,412票を獲得しました。

大嶽創太郎さん、見事です。

 

 

 

朝日新聞静岡版の選挙分析によると、

無党派層の10%、10人に1人は、大嶽氏に投票したそうです。

私も、静岡選挙区は無風のようなので、彼に注目するようになったのですが。

 

街頭演説会のとき、彼は、

「投票に行ってください。

期日前投票は前回の1.7倍、

50%が60%になったら世の中変わります。」

と、言っていた。

自信がないのか、自分に投票してください、と言ったのは最後の方。(笑)

 

そして、尋ねられた政策に無回答な誰かさんと違って、

ママの会という団体の質問に、一つ一つ丁寧に答えていました。

 

こういう人が地元で立候補してくれて、

今回の選挙、私は充分楽しめました。