2008-01-01から1年間の記事一覧

三越「家具の大祭典」始まる

日本橋三越の「家具インテリア大祭典」が6月2日より始まりました。 この催しは今回初参加したのですが、全国の優良メーカーが集まっており、 老舗三越ならではの展示会で、充実したものになっています。 ・岩倉榮利デザインブース・・・Takayama Wood Works/…

危機一髪!そして神様登場

先日の日曜日、さいたま市まで婚礼用の家具を配達に行った。 東名高速を経て、首都高速に入ったら大渋滞。 6月1日はちょうど休日集中工事日に当たっていた。 予定より1時間も遅れて、ようやく1車線規制が終わる所へ出て、スピードアップしたら、 どうも車の…

kittsan流ブログの意味(3)

私のブログライフも3ヶ月が過ぎた。 以前、感じていた壁のようなものも無くなった。 肩に力を入れることもなく、書く事への脅迫観念も薄れてきたように思う。 三日目には慣れて、三ヶ月経つと楽しくなり、三年となればもう普通の事なんでしょう。 他人もラン…

カリグラファー

2001年に、我が社が杉山吉蔵商店から吉蔵に社名変更した時のロゴです。 NHKの大型時代劇「北条時宗」のタイトルをヒントに、カリグラファーの友人にお願いしました。 基本的には隷書ですが、「吉」のくちの部分が大きな特徴になっています。 李朝家具のシリ…

田植えの季節に

焼津の職人さんの所に行く途中、めずらしい風景に会った。 水が張られた田圃に田植え機を使って田植えをしている。 育苗箱に種をまき、発芽させたマット苗をそのまま機械の台に乗せて並べる。 田植え機の植え付け爪がマットの端から苗を掻き取って挟み持ち、…

コメントの怪・トラバの謎

ブログを始めた頃、コメントを頂くとたいへんうれしいのですが、疑問に思うことがありました。 コメントを頂いたとき、たいがいレスを書きます。あたりまえですが、自分のブログの欄に。 そして、コメンターはそのレスを読みたい場合、もう一度、そのブログ…

オ・ト・コ・マ・エ

NHK土曜夜に「オトコマエ!」という痛快時代劇があります。 福田誠士という時代劇のカツラがピッタリの若手俳優が活躍する、元気が出るドラマです。 内容はともかく、あまりのタイトルのかっこよさにつられて見始めました。 さて、この「男前」という言葉、…

吉蔵の島桑指物/厨子編

吉蔵も数十年前から、島桑指物家具を製作して来ました。 もちらん、江戸指物に準ずる和家具も色々ありますが、最近は、島桑の厨子に挑戦しています。 厨子の部分と下台のコンソールの部分に分かれています。 コンソールの扉を下ろし、仏具を置く事が出来ます…

島崎繁明さんの島桑指物

東京の桑物師の中で、戦後静岡へ戻ってきた江戸指物職人が島崎敏夫さんです。 現在、伊豆下田市で息子の島崎繁明さんが島桑や脂松材の指物を作っています。 島崎さんは指物とともに刳物が得意で、ノミや小カンナを自在に使い 独自のスタイルの木工芸品を生み…

恩田勝哉さんの島桑指物

恩田勝哉さんは現役の桑物師の中でも、 最も多く島桑材の家具を作っている江戸指物職人さんです。 元々は静岡の出身だそうで、静岡ならではの新しい技術を指物仕事に持ち込みました。 今では当たり前ですが、銘木の無垢材をスライスし、 きょうぎ状にした物…

粋の文化/江戸指物家具

国の伝統工芸品に指定されている江戸指物家具。 町人文化と共に発達し、旦那衆、歌舞伎役者、花柳界など、粋人に好まれた木工芸品です。 桑、献保梨、キハダ、塩地材など、美しい木目生かした端正な造形美と、 職人技術の粋を集めた堅牢な作りが特徴です。 …

えっ! 2万円の盆が120万円!?

土曜日の午後、「今、テレビで、島桑の事をやっているから見て!」という、知人からの電話。 さっそく、放映中の「開運!なんでも鑑定団」を覗くと、島桑の盆が鑑定に掛けられている。 目測で長さが尺五寸(45cm)位の長方形の島桑の盆。「桑明」という名…

サシモノ現代流/黒檀と島桑のキャビネット

銘木の誉れ高い黒檀、島桑材を使用し、伝統的な指物職人の技術を活かしながら、 デザインはモダンなキャビネット。 我が国では島桑材は江戸指物家具、黒檀材は大阪唐木家具のイメージが強いですね。 確かにそれぞれ希少価値の材と最高級の指物技術から生まれ…

ハイテクとローテクの共存/ミラノサローネ2008詳報セミナー

一度は行ってみたい、あこがれのミラノ・サローネ。 今年のwhat's newは、atelier Su’さんのブログ(連載中)と、 ホームファッション・コーディネーター堀和子さんの報告で目下、情報収集中。 新宿OZONEで行われた、「ミラノサローネ2008詳報セミナー」に参…

デザイン教育の現場/バウハウス・デッサウ展

「バウハウス・デッサウ展」が開催されている東京芸術大学美術館に向う上野の森。 建築おたくはじめにとって、ウキウキする道程だ。 JR上野駅公園口を降りると、まず、正面に前川国男の設計した東京文化会館。 そして右奥へ歩いていくと、右手向かえにル・コ…

時を視る/杉本貴志の茶室

数百本のワイヤーを伝いながら水滴となって落ちる、水の壁。 茶室の中に鎮座する、釜と水差し。 その前に佇み、あまりの美しさに時を忘れる、杉本貴志「水の茶室」です。 ギャラリー間(東京)で開催中の「杉本貴志展/ 水の茶室・鉄の茶室」を見てきました。…

東名バスは安いけれど・・・

東名ハイウェイバスを使って東京へ出張に行った。 バスは快適だし、何より安い! しかし・・・ 最近は、東京に出かける時、行きは東名バスを使うことが多い。 新宿・渋谷方面の場合など、1時間も早く家を出れば、新幹線の半分以下の運賃で同じ頃に着くので助…

新茶の季節に

新茶の季節になりました. 私の家の近くの錦町、葵町、茶町など茶問屋街も今、活気づいています。 茶どころ静岡では、どのお宅でも新茶を味わっていること思います。 私も、小島茶店さんの美味しい新茶を毎日飲んでいます。 そして、我が社もささやかですが、…

立って祈る厨子・腰掛けて拝む龕室

仏壇や厨子に安置するご先祖さまに向かって手を合わせるときはどんな姿勢ですか。 床や畳に正座して。イスに腰掛けて。または立ったままで。 家の中の場所や身体の状態によって、あるいは向かっている時間によっても違いますね。 こちらは我が社の新しいタイ…

A級グルメ/ビスケットキングのケーキ

連休最後の日、帰省していた子供たちや親戚と一緒にビスケット・キングのケーキを味わいました。 実はここ、近くなので、20世紀から知っていました。 というか、風変わりな店があると思い、通る度に気になっていたのです。 フランス田舎風で洒落た店だけれど…

怒りの日

ラジオから聞いた事件と、新聞の小さな記事を見て、 せっかくの「みどりの日」が、「いかりの日」に変わってしまった。 事件とは言うまでもなく、豊田市の女子高校生が殺害された事件。 真相は闇の中だが、何の落ち度もない人間を虫けらのように殺すとは・・…

祝日の名前言えますか?

ゴールデンウィークのただ中です。この時期の祝日の名前言えますか? 4月29日 昭和の日 5月 3日 憲法記念日 5月 4日 みどりの日 5月 5日 子供の日 (5月6日は振替休日・・・なんですね。) こうして眺めてみると、 これは日本人が今最も考えなけ…

B級グルメ/もちの店天野屋の柏餅

この季節になると思い出したように食べたくなるのが天野屋の柏餅。 この店の柏餅はハマグリのような形をしていません。 あんこをくるんだ餅はおおざっばな丸い形。 なにせ餅が売り物の店なので、腰がしっかりしていて噛み応えがあります。 くさは程よくヨモ…

グラマラスな山の木々

桜や菜の花が主役となっていた田舎の風景が、いつの間にか緑の洪水で溢れそうになっている。 今日、宇津ノ谷トンネルを通ったとき、目の前に広がる山の景色が肉感的で何か異様な感じがした。 木々が春の雨水を吸って新芽がどんどん成長し、前へ前へと張り出…

kittsan流ブログの意味(2)

ブログを開設してから約二ヶ月が経った。 またまた壁にぶつかっている。 kittsan流ブログは家具の仲間でブログの勉強会があり、学んだことから開設した。 だから本来の目的は仕事上の事を載せ、会社をアピールする手段として使うことである。 ただ、正直言っ…

エアロビクスはスポーツだ!!

2月いっぱいで呉服町にあるセントラルフィットネスクラブが閉館したため、 その後も運動が出来るよう、クラブをいろいろ探してきた。 1ヶ月間迷った結果、もう一度、ラペック静岡のジムに戻ることにした。 週2回は運動したいので、月曜日コースと金曜日コー…

視覚こそ生きるすべて/映画「潜水服は蝶の夢を見る」

フランス映画「潜水服は蝶の夢を見る」は感動を超えて、見るものに生きる意味を強く問う映画です。 ファッション誌「エル」の編集長ジャン=ドミニック・ボビーは華やかな生活から一転、 脳梗塞(こうそく)で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまう…

ディズニー映画の限界?/映画「魔法にかけられて」

いまさらディズニー映画でもないと思ったけれど、 映画「魔法にかけられて」は評論家の受けもいいので、妻と見に行った。 結果は正直言って期待ハズレ。もっと面白い映画になったのに・・・。 アニメの国のお姫様ジゼルがひょんな事から現代のニューヨークに…

愛の地獄扁/映画「ラスト・コーション」

前回紹介したアン・リー監督の最新作です。 静岡ミラノでも公開されましたが、先日、清水映画祭のプログラムのひとつとなっていました。 こういう映画に出会ったとき、つくづく映画を見る充実感と喜びを感ぜずにはいられません。 日本軍に占領され、抗日運動…

大人の嘘と子供のうそ/映画「ウェディング・バンケット」

先日、NHKBS2で中国の監督アン・リーの初期の作品が放映されました。 「推手」「恋人たちの食卓」「ウェディング・バンケット」の3本。 特に「ウェディング・バンケット」は、だいぶ前映画館で見た事があり、大変好きな作品です。 NYでアメリカ人サイモンとゲイ…