2008-01-01から1年間の記事一覧

文楽に行きましょう

洋楽一辺倒だった青年時代から、日本の古典芸能が加わって、楽しみの巾が増えた私の中年時代。 これは、古典に詳しい妻の影響です。 最初のうちはしぶしぶ出かけた歌舞伎や能の公演。 歌舞伎はともかく、能は睡魔との戦いでした。 しかし、優れた芸術という…

怒りっぽいせっかちは長生き?

先週の金曜日の日経新聞に奇妙な記事が出ていました。 自分の性格を「せっかち」「怒りっぽい」などと考えている日本人男性ほど、 心筋梗塞(こうそく)になるリスクが低くなる・・・。 こんな疫学調査の結果を厚生労働省研究班がまとめ、発表したそうです。…

1500人の入場者/映画「靖国」

話題の映画「靖国」見てきました。 普通の映画館で見られなかったのが不満でしたが、 主催者の話によると延べ1500人ほどの入場者があったとか。 予想以上のビッグヒットになったのではないでしょうか。 静岡で見ることが出来て大変よかったと思います。 以下…

silent interior

リビングデザインセンターOZONEの季刊誌「LIVING DESIGN]の 最新号のテーマは Silent interior 冒頭、こういう言葉から始まります。 もしかしたら人は、人類史上初めて、 自ら静けさをデザインしなくてはいけない時代に突入したのかもしれません。 ・・・・…

ま〜たぁ 芥川賞

またしても、芥川賞、直木賞が発表されました。 芥川賞は初の中国人の受賞とか。 この賞、いつも大新聞にデカデカと発表されます。 年二回(も!)、新人作家の登竜門だそうです。 でもね。これって要するに出版会社が販売促進のために勝手に作った賞なんでし…

やるせなきおスタイル

今月は、NHKBSで日本映画の巨匠、成瀬巳喜男監督の映画が何本か放映されています。 先日も、「稲妻」と「あにいもうと」が放映されました。 「浮雲」「めし」「乱れる」など代表作は見ていますが、傑作の誉れ高い「稲妻」は今回初めて見ました。 映画「稲妻…

紅葉山庭園を下見

静岡市の中心、駿府公園の中に紅葉山庭園があります。 美しい庭園内には日本建築の粋を集めた数寄屋作りの茶室が設けられています。 この素晴らしい和風空間に和家具や調度品をしつらえ、秋の風情を楽しむ、室礼展を計画しました。 そのため、今回、この茶室…

俳優の存在/映画「休暇」

こういう淡々と静かに進む映画を見ると、俳優の力がいかに大きいかをつくづく感じました。 シングルマザーの美香と見合いし、交際を始めた中年刑務官平井。 子供はなかなかなつかないが、それでも2人は結婚する方向に進み、式も間近になる。 一方、独房で絵…

七夕を詠んだ歌

七夕なんだから、少しは情緒を感じさせる話がしたいですね。 「七夕にちなんだ、有名な和歌があるけど知っている?」 「ほら、七夕伝説に出てくる鳥がいるでしょう。」 古典に詳しい妻が、聞きました。 「つる? かも?」 とんちんかんな事をいう私に、 「違…

想いを新しいカタチに繋げる

住宅を新築したり、引っ越したりするとき、 今ある仏壇をどうしたらいいか相談を受けることがあります。 私たちは仏壇の業者ではないので、特に一般的にはこうするという例はありません。 それぞれの方、それぞれの事情で千差万別だと思っています。 だいぶ…

ショパンのマズルカが聴きたい!

「ああ、ショパンの演奏をなまで聴きたい!」と思いつつ、お金も時間もないので、CDで我慢する。 ショパンのマズルカ集を買いたいので、まず、聞き比べのため図書館でCDを借りてきた。 演奏家はともにショパンの名手、ルービンシュタインとアシュケナージ。 …

SWOT(スウォット)自己分析

取引銀行の人が来て、SWOT分析の話になった。 SWOT分析とは、企業の戦略立案を行う際に使われる主要な分析手法で、 組織の外的環境に潜む機会(O=opportunities)、脅威(T=threats)を検討・考慮したうえで、 その組織が持つ強み(S=strengths)と弱み(…

kittsan流ブログの意味(4)

ブログを始めて四ヶ月ほど経つ。 この頃、自分の管理画面の中で最新記事一覧の公開状況を見ると、 「公開」よりも「下書き」の方が多い。 映画の事、音楽の事、本の事が下書きのまま留まっていて、なかなか書けない。 内容を説明して、感想を書く、と言うこ…

カタログデザインの達人たち

マッケンジー邸や杓子庵で撮影した画像が、 その後我が社のカタログやリーフレットに使われて行くことになります。 予算の乏しいなか、ほとんどが家具を気に入って下さった方々の好意で進められていきました。 いずれカタログ作りの時に必要になるから、 名…

杓子庵にて

静岡の藁科川上流、新間地区に中勘助記念館「杓子庵」という古い民家があります。 東京出身の中勘助という作家が、戦時中静岡のこの地に疎開して、執筆活動を行っていました。 夏目漱石に絶賛された「銀の匙」という、子供の世界を描いた小説が有名です。 私…

マッケンジー邸にて

静岡市高松の海岸近くにある、白壁のしゃれた西洋建築。 かつて、茶貿易商であったマッケンジー夫妻が住んでいた住宅で、有形文化財の建物です。 大分前になりますが、ここで、静岡市の企画で開発した、新作家具の撮影をしました。 また、同時に我が社の李朝…

映画「靖国」自主上映?

24日付静岡新聞の朝刊社説に映画「靖国」が静岡で自主上映される事の記事が載っていました。 とうとう静岡で「靖国」が上映されることが決まったのはうれしいし、私も必ず見に行きますが・・・。 やっぱりこの映画は普通の映画館で見たかった。 最低でも2週…

テンプレートの不満

先日、テンプレートの事を書いたところ、いろいろなコメントや、感想をいただきました。 まあ、わたしが使用している「ニュースペーパー」がベストとも思えないので、 改めて、eしずおかブログさんが提供しているテンプレート例を参照してみました。 その結…

蚊柱に思う

風のたまり場なのか、春から夏にかけて、我が家の駐車場の同じ場所に、蚊柱が立ちます。 蚊柱は、ユスリカが集まった物で、1匹の雌と多数の雄で構成されている。 蚊柱が形成される理由は交尾のためで、成虫の寿命は長くても1、2日ぐらいだそうです。 蚊柱を…

家具屋が買った椅子(3)

我が社では、ダイニングテーブルについては特に定番はなく、サイズオーダー家具としてきました。 そして、そのテーブルに合わせる椅子については、椅子のメーカーの物を勧めてきました。 そのひとつが、イタリア製の牛革、ドイツで製造しているこの椅子です…

家具屋が買った椅子(2)

この椅子、名作椅子に入るかもしれない。 買った当時、私が知らなかっただけで、超有名な椅子なんですよね。 今でこそ、外国で活躍する日本人デザイナーは珍しくありませんが、 なんと1960年代にイタリアに渡り、そこで家具製造者ディノ・ガヴィーナの会社と…

家具屋が買った椅子(1)

世の中で言う、いわゆる「名作椅子」。 それはそれで素晴らしいけれど、すでに多くの人に語り尽くされているし、 零細企業のオーナーには縁のない物なので、ここでは私が好きで買った海外の椅子をご紹介。 あこがれのチェコッティ・コレッティオーネ社の椅子…

棚田の夕日

2008年6月14日 17:30〜19:30 静岡県菊川市上倉沢 千框棚田 棚田の夕日撮影会

追悼ウォーキング

先日急逝したカリグラファーのAは、ウォーキングの指導者という別の顔がありました。 今日は、その彼の追悼ウォーキング。 昔の仲間から声を掛けてもらったので、何年かぶりに参加しました。 三十代も終わりの頃、スポーツウォーキングを知りました。 競歩ほ…

一人称と三人称/映画「人のセックスを笑うな」

山崎ナオコーラの人気小説を同性の井口奈巳監督が映画化。 映画をみて本を読んだが、両方から受ける印象はだいぶ違っていた。 磯貝みるめと、えんちゃんと、堂本は美術専門学校の同級生。 彼らの学校に、かつての卒業生ユリが講師として赴任してくる。 みる…

絶対の悪/映画「ノーカントリー」

今年のアカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した、コーエン兄弟監督の傑作です。 砂漠の真ん中で狩りをしていたモスは、偶然大量のヘロインと200万ドルの入った鞄を見つける。 周りには数体の死体が転がっている。仲間割れで生じた惨劇のよ…

美の殿堂/日本橋三越百貨店本館

日本橋三越本店は、世界的にも歴史が古く格調の高い百貨店ですが、 建築物としても本館は「東京都選定歴史的建造物」に認定されている貴重な建物です。 今回、「家具展示会」に参加したのを機会に、ゆっくり三越店内を見学しました。 本館正面玄関に向かうと…

三越「家具の大祭典」終わる

三越本店で行われていた「家具インテリア大祭典」が8日終了しました。 全国の三越で、この春から夏へ力を入れているキャンペーンが 「Made in 日本・・・日本から世界へ・新たなる暮らしデザイン・・・」です。 後に判明したことですが、日本橋三越で行われ…

テンプレートの好みに共通点あり?

ブログを開設するときに選ぶのが、まずテンプレート。 木と紙のデザインが地味だけれど落ち着いていて、物を書くのにふさわしいと思い、 迷わず今使用している「ニュースペーパー」というテンプレートを選びました。 あとから気付いたことだけれど、このテン…

シズオカ[KAGU]メッセ 雑感

シズオカ[KAGU]メッセが4日から始まりました。 吉蔵は三越展示会のため、メッセには出展していません。 今回は改めて、来場者としてメッセの会場をゆっくり拝見させていただきました。 ミラノサローネより古く、半世紀以上も前から続いている静岡の家具見本…